あまくてしょっぱいさくらもち

言葉にするということ

久しぶりの更新。

3月も残すところあと三日。年度末で提出しなければいけない決算の書類なんかがたくさんあるけれど、これまでサボってきてしまった過去の自分が完全に今の自分を苦しめている…
だけじゃなくて、周りの大人にたくさん迷惑をかけてしまっている。

これから、書類とか、お金とか、頭使わなくてもできることはとにかく早く片付けようと心に決めて。そんなことで新しい季節の始まり、一年の区切りを感じている。

 

3月に入って、新しいことがあった。

ほとんどの学生はキャンパス内のアパートに住んでいるうちの大学。しかし、あろうことかその住居の抽選に落ちてしまい、大学の外で部屋を借りることになった。

同じ状況の友達が他にもいて、そのうちの二人と一緒にシェアハウスをすることにした。賃貸のサイトで部屋探しなんて初めてで、ちょっとワクワクした。

 

大学のアパートは基本的にルームシェアで自分のスペースはほとんどない。
実家でも妹二人と勉強部屋や寝室を共同で使っていたから、初めて「自分の部屋」というスペースを持つことができた。
いつかのプロフィール帳交換で、今一番欲しいものの欄に「一人部屋」と書いた記憶がなくもない。
自分だけの空間があるって贅沢だなと感じる今日この頃。

 

そして昨日、帰省や旅行を終え、ようやく3人が一つ屋根の下に揃った。
あんまりちゃんと話したことのなかった二人と初めてたくさんお喋りした。
8月まで、4ヶ月くらいの短い共同生活だけど、楽しく過ごせたらいいな。これも大学生の間の一つ大切な思い出になりそうだ。

 

話していて一つ、みんなで共感できたのは、ちゃんと自分の生活、自分の時間を大切にできそうだということ。
大学と住居が一緒になっていると確かに便利ではあるけれど、常にそのコミュニティから離れられなくなってしまう。物理的というよりはメンタル面で。
「自分」である時間が少なくなっていく気がして、いつも人と会わなきゃいけない緊張感がまとわりついていた感じ。
そもそも、人に見せる用じゃない”本当の”自分って何だよ、そんなのいたのかよ、って考え出す始末。

だから、少し大学から距離を置いた場所に自分の居場所を持てたのは良いことなのではないかと思っている。

完全に一人って訳ではない。だけど、ちゃんと自分一人でいられる時間がある。
3年生になって、留学を目前にして、一人で考える時間ってきっと必要になるだろうし、大切だと思うんだ。

 

変わりたいってそんな大げさなことじゃない。
だけど、このままで自分はまだ満足できない。

心突き動かされる物を追求したい。
自分って何者なのかちゃんと考えたい。
これから自分が進む道を選ぶ準備がしたい。

最近、やっと「したい」ことがちらほら見え始めて、ずっと何となくで生きてた自分から少し抜け出せるんじゃないかなって思うんだ。

 

「なんとかなる」で済ませない。「まあいっか」で終わらせない。

 

そんな気持ちで春を迎えたい。
まだ雪降る秋田に春風がそよぐ日を待ちわびて。